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プロジェクトニュース

Vol.13 ねば塾プロジェクト3月会合報告
ねば塾まん天のリニューアル発売を目前に控えた2006年3月11日(土)、ねば塾プロジェクトの会合を行いました。
今回は、ねば塾に集合いたしました。その模様をご報告させていただきます。

「春!!」

それはまさに、「春!!」という陽気だった。
まぶしいほどの陽射しと、澄みきった暖かな空気。
ねば塾プロジェクトの会合が行われた3月11日の佐久市は、この上ない日向ぼっこ日和だった。

今回、なんと一人で会合に参加することになった私は、はじめて長野新幹線に乗り、佐久平の駅に降り立った。
そろそろ、独り立ちということなのか・・・、と心持緊張していたのだけれど、佐久平駅周辺の環境のよさに、心も体もほぐれていた。
もう、お話にならないくらい、空気がおいしい。
駅前、なのにもかかわらず。
公園では小さな子供連れの家族がピクニックのようにお弁当を広げ、久々の暖かさを満喫していた。

少しだけのんびりした後、駅前で川上さんの車に乗せていただき、二人でねば塾へと向かう。
前回12月、車内でも話し合うほどピリピリしていたのがうそのように、お互い穏やかだった。
というより、川上さんはぐったりしていた。
なんと川上さん、ここ数日で肺炎になり、肺炎を診てもらうために行った病院でインフルエンザに感染してきてしまったらしく、寝込んでいたのだ。
私は私で、発売直前の忙しさに忙殺されていた。
自分達でパネルとプライスカードをデザインし、手作業で作ったり、花化粧水ミニ(30ml)付花石鹸用のシールや表紙をこれまたカッターで切ったり、「何でも自分だけで抱え込むな!!」と怒られたりする有様だったのだ(自分が悪いのだが)。

新しい、グループホームにて

そんなちょこっとぐったりした二人組は、いつものねば塾塾長笠原さんの元へとたどり着いた。
ねば塾の塾生さんや、猫や、なにやらに囲まれた笠原さんは、いつにも増してリラックスしたご様子だった。
「今日はさぁ、新しいところでやろう」
と、おっしゃる。
新しいところ・・・それは、出来たてほやほやのグループホームである。
ねば塾のホームページでご存知の方もいらっしゃると思うが、ねば塾は塾生のためのグループホームを建てたばかりなのだ。まずは、はじめの一棟。これを建てるために笠原さんが奔走していらっしゃることを最近の会合のたびお聞きしたり、土地を見せていただいたりしていたので、とても嬉しく思う。
スタッフの方などにご挨拶しながら通された場所、以前更地だった場所に、まだ木の香りがする真新しい建物が建っていた。
川上さんと二人で、感嘆の声を上げた。
こんな所で暮らせたら、というすがすがしさなのだ。2階建てのその住み心地のよさそうなおうちに、5人の方で住むという。
住み込みのスタッフの方にもご挨拶したが、とても良い感じの人だった。
安心するというか、「大丈夫」、という感じがする。素敵な方に来ていただけることになって、笠原さんも満足そうだった。

今回は、ねば塾笠原塾長、フロンティア蓼科ハーブ香房工場長兼まん天の開発者川上氏、そして七つの海の私という、今まで最もミニマムなメンバーである。
フロンティア蓼科の山崎社長がいらっしゃらないことに、みんなで残念がる。
しかし、人数が少なくとも濃いのがねば塾プロジェクトである。

最先端ではありませんが・・・

「では!!」という感じでまん天の話に移る。
私が何気なくまん天の商品見本を取り出すと、笠原さんはわかるが、川上さんも「へー、初めて見た」とおっしゃったので、びっくりした。
考えてみたら、フロンティア蓼科でパッケージが出来上がって中身をつめた完成品が出来上がる頃、彼は風邪に打ちのめされていたのだった。
そんなお二人の感想は、
「めでたい感じ」
だそうだ。
「なんていうか、最先端!!という感じは全くしなくて、あったかい感じもして、こんなのほかにはない、という感じが良いよね!」
まさに狙っていたイメージのほめ言葉をいただいたので、非常に嬉しかった。
今回成分もそうだけれど、パッケージに関しても「一生涯このパッケージ」ぐらいの情熱で作成した。
そうコロコロ、変える必要や意味は、あまりないように思うからだ。いいものを、長く。化粧品も、入れ物も。
そんなわけで、このパッケージのベースは、何とトールペイントだ。本当に木に描いていただいたのだ。
七つの海の東川の知人の、トールペイントの先生にお願いした。職人意識を持ちつ柔軟な発想をされる、とても素敵な方だ。(このお話は、後日詳しくスタッフルームにて!!)

二人の信頼

その後、まん天に関する詳細な説明を川上さんから受ける。
開発過程でほとんどリアルタイムでお聞きしていたことがほとんどだったが、総括という感じだった。
今回は、2005年秋に店頭回収を行った乳液をいかに改善するかが特に大きなテーマだった。
肌に穏やかに、かつ分離しない…そんな夢物語が果たして叶うんだろうか、と思ったこともあったが、今出来うる精一杯の範囲ではあるけれど実現できた。もう、乳液は無理かもしれない、そう思った日が遠く感じられる。
笠原さんは、
「とにかく、川上さんが思うようなものが出来たんだったら、いい」
とおっしゃった。
心からそう思っている感じがして、改めてお二人の信頼関係の強さを感じる。
そういえば、リニューアルが決まったとき電話口で笠原さんは一言、
「とにかく川上さんが納得できるものを作ろう」
とおっしゃっていた。
他の何よりそのことを優先すれば、きっと大丈夫、という雰囲気だった。
何度もそうしたシーンを見てきたが、やっぱりすごいな、と思う。

あとは、まん天に入っているヘキサンジオールだとか、ミツロウのクリームなど、川上さんに色々見せていただく。
特に、ヘキサンジオールが気になった。
ヘキサンジオールは、グリセリンに類似した組成の、合成物質だ。
実際、どうなのであろう…と思っていたが、ほぼ無臭。無色透明で、見た目もグリセリンの原液に似ているように思う。
あれこれ見ているうち、川上さんが「他にもあるんだよ〜」と言って、車に取りに行かれた。
しばし、笠原さんと二人きりである。
テーブルに並んだ基材についてお話していると、ふと、笠原さんが言った。
「結構、化学のこととか勉強したでしょ、始めてから(ねば塾プロジェクトを)」
思わず、めっそうもないとか何とか言ってしまったが、
「いや、川上さんがこういっていたとか、するする出てきて、ああ、やってるんだな、という感じだよ」
と言われた。
うーーーーーん、と思ったが、そうなのかもしれない。
紙上の勉強はほとんどしていないけれど、川上さんの口移しで、色んなことを学んでいるからだ。
主に、化粧品に関する化学的なこと。そして、ハーブを中心とした農業のこと。
考えたら、川上さんは日本ハーブ研究第一人者であり、教わる私にはもったいないほどだ。
なので、笠原さんのお言葉は、嬉しいとともに「まだまだ」という気持ちを起こさせた。

あとは、戻ってきた川上さんに色々な説明をしていただいたり、私のほうからはまん天のPR用の資材のご紹介などさせていただいた。
そのような、和気あいあいとした雰囲気で3時間ほど会合の時間を持った。
今回は新たなことというより、ここ3ヶ月ほどでみんなで踏み固めてきたものを確認しあった、という感じだった。

人が人として生きるために、大事なこと

最後に、この日最も心に残ったのは、笠原さんの
「結局、彼ら(塾生)が笑って暮らせれば俺はそれでいいんだ」
という呟きだった。
究極的に人は、大事な人のために生きている。
きっとそれでいい。
わたし達は、自分達やまん天を手に取るすべての方が、自分の大事な人にも自信を持って進めることの出来る、そんな幸福な化粧品を作れたら一番良い。
そんな風に思った。

去オつの海 ねば塾プロジェクト係 K

三人きりの集合写真。でも、型破りに強力なおふたりにはさまれて、それでも心強いのです☆

 
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